地元の山の木で、熊本でもエアコンのいらない家づくり

2007年06月18日

つづき

4、湿度
ナイロンの肌着と木綿の肌着を着れば、どちらが爽やかかと問えば、全員木綿の肌着と答える。最近の住宅は結露防止対策で、部屋壁内にビニールを目貼りする。ナイロンの肌着を着ているようなもの。珪藻土で吸湿効果があるという人がいるが、下地にビニールがあれば効果薄。
木の家と、ビニール目貼りの家を比較するに、実験装置をつくった。内装に木で仕上げた箱と、ビニールクロスを貼った箱に、夫々、人を見たてたお湯を入れて比較してみた。木で仕上げたもの方が、ビニールで仕上げたものより湿度は12%低い。
この木綿の肌着や木の仕上げと同等の建築内装材は、三和土・藁畳・漆喰・板壁である。なんだ、昔の日本の家だ。
左 木の箱。 湿度68%
右 クロスの箱。湿度80%

5、人の体感センサー
人の温度を感じる感覚は夏と冬では違う。冬の24度は暑く感じるが、夏の24度は寒く感じる。冬と夏では、大体5度ぐらい感覚に差がある。この人感センサーの切り替えは5月と10月である。この切り替え時に、温度管理を間違えるから体調を崩す。
春からエアコンを入れ、交通は地下に潜り、自然を知らないモグラ族は冬センサーのまま、夏を迎える。
そして、エネルギーを浪費する。
温まり易いものは冷めやすい。逆に、温まり難いものは冷め難い。最近の住宅は、断熱性能が向上したので、一度暖めたら、なかなか冷めない。潜熱が夜まで持ち越す。スウェーデンのエコ住宅は、断熱材が26cmもあるといって真似る住宅があるが、夏季、冬布団を着るようなもの。断熱材は地域に合った厚さが良い。

6、気分
四季を体験する日本人は、視覚・聴覚でも自然を感じる。すだれを見たら涼しく感じ、暖簾の動きで風があるかのように錯覚する。風鈴の音や鈴虫の音でも涼を感じる。
気分で、体感温度は1〜2度低く感じる。エネルギーゼロの手法を使わない手はないだろう。

7、緑地面の照り返しがあっても、緑の表面温度は33度を超えない。西から風が来れば、西方向の樹木を抜けた風はラジエーター現象で、気温が33度近くに落ちる。大体木10本が目安である。



posted by furukawa at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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