水をもちいたら視覚的に分かりやすいだろうと実験そしてみた。
壁材は合い欠き、床材は本実、床と壁は廻り縁付き付け。接着剤なしの釘留め仕様だ。
水を入れたらザーザー漏れする。どんな腕がよい職人であっても、船や檜風呂などと同じ工法にしないと水漏れすることを認識した。見た目で隙間がなくても隙間がある。気密性能とはそういうことだ。
ビニール防水紙で貼り廻し、ガムテープで留めない限り気密性能を上げるのは無理。
ビニール防水紙で貼りめぐらした家にはなんとなく住みたくない。輻射暖房で、気密に頼らない家づくりが良いが、世の中は逆の方向にすすんでいる。
自然素材が良いといって無垢材が増えたが、その下地にはビニール防水紙が張りめぐらされていることは知らない